3歳

3歳 男の子の事例・成長

【利用前】

言葉の理解はあるが、発語が伴わない。
「ママ」「パパ」と言っていたが喃語の状態。遊びに夢中になると、話しかけても反応がなく、静かに黙々と遊んでいた。
椅子に座るのが苦手で落ち着いて座ることが出来ず、思い立ったまま行動する。
幼稚園のプレに通っていたが入園保留になる。

【利用初期】

利用してすぐにあかはなまの表を見ながら声を出すようになり、一週間後には「あーあー」「いーいー」「うーうー」と家で発声練習をするようになる。
一か月後には指差ししながら「パパ」とはっきり発語出来るようになる。
椅子に座っている時間が増え、幼稚園のプレでの様子がガラっと変わり、入園の許可が出る。二か月後には「あお」「あった」「あちちー」「あれ、なーい」という言葉が出てくる。
他の友達の行動を気にする様子はなく、順番を待つのも苦手

【利用中期】

三か月後には「ママ」「ババ」と言えるようになる。みんなの前で「あ」と発語出来るようになり、「あいうえお」と言えるようになる。
一文字ずつではあるがオウム返しが増え、二文字の言葉「あか」「ほん」「はち」などが言えるようになる。
四か月後にはあかはなまの図を半分以上は言えるようになり、二文字の言葉のオウム返しが増える。漢字カードの「足」「目」「耳」「顔」を読めるようになり、数字にも興味が出てくる。
他の友達にもゆずることが増え、順番を待てるようになる。

【現在】

あかはなまの図の9割以上は言えるようになり、オウム返しではなく、自分から言葉が出てくるようになる。
自分の名前や友達の名前を言うようになり、先生と呼ぶことも増える。一人でかるたをやり始めはり、絵本を見ながら発語の練習をしたり、自分から意欲的に取り組むことが出来ている。

♪発声や発語の成長だけでなく、椅子に座って話を聞く、周りの様子を見ながら行動する、友達に順番をゆずったり、守ったりするなどの内面的な成長も感じています。
利用していく中で、少しずつ成長していく姿を見ることが出来、本当にうれしく思っています。
まだまだ成長していく姿を見せてくれると期待しています。

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